2025.07.31

心惹かれる十三趣ツアー【穴場スポット3選で楽しむディープ大阪】

大阪・梅田から電車でたったの1駅、所要時間はわずか5分。
それなのに、降り立った瞬間に広がる空気はまるで別世界。
ここ「十三(じゅうそう)」は、昭和の下町情緒が色濃く残るディープな街として、地元民からも愛され続けています。

観光地としての知名度は決して高くない十三ですが、だからこそ隠れた魅力がたくさん。

商店街や飲み屋横丁を歩けば、昔ながらの大阪らしい空気を肌で感じられます。
さらに街をじっくり散策すれば、観光ガイドには載らない穴場スポットにも出会えるのが十三の醍醐味です。

今回はそんな十三を、ちょっと大人な視点で楽しむ
「心惹かれる十三趣ツアーおすすめスポット3選」をご紹介します。

■① 淀壁(よどかべ)壁画アート巡り
十三の街歩きでまず注目したいのが、**「淀壁(よどかべ)」**と呼ばれる壁画アートです。

阪急十三駅周辺の細い路地や、古い建物の壁に描かれたカラフルな絵たち。
地元アーティストたちが描いたこの壁画群は、街に息づく“十三らしさ”を感じられる小さなアートギャラリーのよう。

例えば、レトロな喫茶店の横に突然現れる可愛らしい動物のイラストや、
古い倉庫の壁に描かれた迫力あるストリートアートなど、種類はさまざま。

大通りだけを歩いていると気づかない、
**「ここにこんな場所があったんだ!」**という発見があるのが魅力です。
写真映えも抜群なので、スマホ片手にのんびり散策するのがおすすめ。

特に休日の午前中は人通りが少なく、落ち着いた雰囲気でアート巡りが楽しめます。
十三の新しい一面に触れたいなら、ぜひ足を運んでみてください。

■② 神津神社(かみつじんじゃ)
商店街や住宅街を抜けた先にひっそりと佇むのが、神津神社(かみつじんじゃ)。

十三の歴史を静かに見守り続けるこの神社は、街歩きの途中でふと立ち寄りたくなる癒しスポットです。

境内には立派な御神木や石灯籠があり、季節ごとの景色が美しいのも魅力。

春は桜がふわりと咲き、秋には紅葉が色づき、訪れるたびに違う表情を見せてくれます。

住宅街のすぐそばにありながら、鳥居をくぐると外の喧騒がすっと遠のきます。
地元の方々が穏やかに参拝している姿も印象的で、観光地化されていない素朴さが心地よい神社です。

街歩きで少し疲れたときに腰を下ろして深呼吸するだけで、
「またもう少し歩いてみようかな」と思える不思議なエネルギーをもらえるパワースポットです。

■③ 十三 第七藝術劇場(ミニシアター)
十三で文化的なひとときを過ごしたいなら、ぜひ立ち寄ってほしいのが
「十三 第七藝術劇場(通称ナナゲイ)」です。

このミニシアターは、話題の最新映画よりも、心に残る名作や個性的な作品を中心に上映する映画館。

座席数は少なく、スクリーンとの距離も近いので、作品との一体感が強く感じられます。

例えば、国内外のドキュメンタリー映画や、アート系のインディーズ作品など、
ここでしか出会えない映画が多数ラインナップされています。

十三という下町で、ゆったり映画に浸る休日。
繁華街にはない静かな時間を過ごしたい方にはぴったりです。

街歩きのススメ|十三の魅力は「人」と「ゆるさ」
今回ご紹介した3つのスポットは、いずれも観光ガイドに大きく取り上げられることはありません。
けれど実際に歩いてみると、十三の魅力はこの「さりげなさ」にあることに気づきます。

下町らしい温かい人の雰囲気、路地裏に眠る小さな発見、
そして、どこか懐かしくて肩の力が抜ける空気感。

グルメでお腹を満たす十三も最高ですが、
「穴場散策」「アート巡り」「文化体験」を組み合わせることで、
さらに深い十三の魅力に触れることができます。

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まとめ
大阪・梅田からすぐのアクセスで、
昭和の風情と新しい魅力が共存する街・十三。

淀壁(よどかべ)壁画アート巡りで新しい十三を発見

神津神社で静かに癒されるひととき

第七藝術劇場(ナナゲイ)で心に残る映画体験

この3スポットを巡るだけでも、ちょっと大人な「十三趣ツアー」が完成します。

次に十三を訪れるときは、ガイドブックには載らない穴場もぜひ散策してみてください。

きっと、あなたも十三の“ゆるくて心惹かれる魅力”にハマるはずです。